理学博士が教えます! 博士号取得者の進路
おはこんにちばんわ!地方大学出身理学博士のA318です!
今回は、博士号取得者の進路についてお話します。
私自身、博士課程の学生だった頃、博士に進んだものの進路の不安を抱いていました。
無事、博士号も取得し、研究者として企業で働いている身として、
「研究が好きだから、研究者になりたいから、博士課程に進みたいたいよーでも、不安」という人
「いざ博士過程に進んだけど、不安www」といった人
のお役に立てればと思います。
まず、博士過程に進学することを考えたことのある方のほとんどが、「博士100人の村」をご存知でしょう。
すごくラフでコミカルタッチで描かれたものがこの童話?wになります。
ちょっと古いですが文科省が公表している資料では、もう少し詳細な情報がわかります。
これを見ると、
理系の博士(理、工、農)は70%近く就職しています。
そのうち、約半分は大学や研究機関となっていますから、これはいわゆるポスドクであったり、助教だと思われます。実際、私の周りも、この統計と一致していて、半分くらいは、アカデミアって感じですね。ただ、3割も無職であったり、行方不明ってことはないですw もちろんこの文科省のデータは、修了直後の進路だけではないので、私の周りでも無職という人が今後出てくる可能性はありますが、そんな事態になるとはあまり思いません。
皆さんの周りにもいるかもしれませんが、こういう無職になるような人っていうのは、どうしようもないコミュ障であったり、怠け者、っていう方が多いんじゃないかなーと個人的には思います。
ご存知の方が多いと思いますが、7割は就職できているといっても、その内の5割のアカデミア職は多くが任期付で、大体1ー7年間の契約社員ということです。この期間が終われば、就活して、別の所属先を見つけなければいけません。まぁ、結構キツいですよね笑
私は、このアカデミアの世界の夢、希望のなさに、博士過程に進学する時点でアカデミアの世界には入らないと私は決意していました。
こういった統計的な情報は、多少参考にはなるのですが、ここから得られることは少ないです。
博士号取得者にはどのような就職先がありうるのだろうか、という個々の事例を知りたい方が結構いると思います。
そこで、参考になる本は、今は中古しかないようで申し訳ありませんが、
女性に焦点を絞ったものでは(新書あり)
これらの本では、博士号取得者がどのようなキャリアに進んだのか個々の事例が紹介されています。
これらの本はリバネスというベンチャー企業が出版しています。実験教室を開催したり、企業や人を繋げて新事業を創出するなど、支援事業がメインの企業です。
だからといってリバネスの回し者ではないのですが(リバネスを持ち上げたところでリバネスは私に何もしてくれません笑)、企業内部の様子を知っている立場です。
HPにも書いていますが、博士号取得者がかなり多い企業です。なので、博士号取得者の繋がりがかなり広いので、こうしたインタビュー記事を集めやすいのです。
先輩にや、友人に博士がいない、少ないという方には上記の書籍は、活き方を考える上で、ホント役に立つかなと思います。
以上
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