A318のブログ

地方国公立大学出身の理学博士が書籍を中心におススメを紹介

知らぬ間に失っていませんか? 貴重な腸内細菌!

今回は、腸内細菌に関する投稿です!

腸内細菌の重要性が昨今、話題になっていると思います。腸内細菌の研究者がその重要性を主張するTEDもありますよね↓

 腸内細菌のバランスは、炎症性腸疾患や心臓病、結腸がん 、肥満の原因になることがわかってきたそうです。

抗生物質の使用によって、我々にとって実は重要な腸内細菌たちが失われていくという話があります。

この辺り、勉強になるのは下記の書籍

マーティン・J・ブレイザー著

「失われてゆく、我々の内なる細菌」

書かれていた特に意外だった情報を挙げると、

抗生物質を投与することで、家畜の成長が促されるそうです。

つまり、与えるエサの量に対して効率よく成長する訳ですから、コストが下がりますよね。なので、家畜農家の皆さんは喜んで、抗生物質を与えるという訳です。

さらに、信じがたいことに、

スーパーマーケットに並ぶ食品に抗生物質の残余が認められているという!

水道水や魚介類(養殖)、肉の多くから抗生物質が検出されているらしい。

これらの量は、微々たるもの(例えば、1Lの牛乳に100μgが含まれる程度。研究者が大腸菌を殺すために使用する濃度の1/1000)だそうだが、我々は一日に様々なモノを飲食するし、これらを毎日、口にするとなると我々の腸内細菌にどのような影響がでるかはわからない(影響なしと結論付ける証拠も、影響があると結論付ける証拠もない)。

得体のしれないものを飲み食いして健康被害に合うリスクを取るくらいなら、どのように作られたかがわかモノを選んだほうが安心ですよね。

抗生物質、不使用!」と謳っている商品を見つけたので、以下に紹介します。

 

 

 

   

 


 

 

以上

 

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博士流!! 理系のためのTOEIC勉強法

おはこんにちばんわ!地方大学出身理学博士のA318です!

 

今回は、TOEICの勉強法と教材についてお話ししたいと思います。

実践英会話については、こちら↓

bookrecommendation.hatenablog.com

 

 

さて、

TOEIC勉強法は、ネットで調べればたくさん出てきます。

しかし、これらすべてが参考になるかとういうとそうではありません。

ちゃんと自分と境遇が近いものを参考にした方が良いです。

そこで、この投稿では、

研究で忙しい理系学生、特に大学偏差値が60以下の平凡学生たちに向けて紹介します。

 

私は、理系大学生だったころ、研究をバリバリ進めつつ、TOEICの勉強をしました。

昔の話になるので、ラフにはなりますが、大体の成績は以下のような感じ。

学部1-3年   450点程度

学部4年生   550点程度

修士過程  550点程度 (博士に進んだので、勉強しませんでした)

博士課程  750点程度

 

TOEICの点数の重要性と目標】

そもそも、なぜ私がTOEICを勉強しようと思ったかというと、

企業が求めるから

です。

 私が、博士課程で就活するときに、製薬業界売り上げ国内No. 1企業の応募要件が

TOEIC730点以上でした。

今のご時世、TOEICは必須になりつつあります。

業界No. 1が設定する条件は、段々その業界のスタンダードになっていくのは、世の常ですよね。

もちろん点数が高いことに越したことはありませんが、

足きりされない700点以上を目指すべきでしょう。

 

TOEICの勉強法とおススメ教材1~600点を目指す方へ~】

「公式問題集をやりなさい。」

これは念仏のように、他のブログなんかでもよく書かれています。

かくいう私も、そういったブログや友人の助言を聞き、実践しました。

公式問題集をやれば600点程度は取れるとか言われますが、これは

真実です。

大学偏差値50以上であれば、多くの人は基礎能力として600点以上は取れるはずです。なぜなら偏差値換算すると600点は偏差値51 *1だからです。

では、なぜあなたは大学偏差値よりも低い点数しか取れないのか。

それは

試験形式に慣れていないだけ。

 よって、試験形式慣れてしまえば、おおよそ大学偏差値に相当する点数は取れるはずなのです。

かといって、何度も高い受験料を払うのは馬鹿らしいし、週一の頻度であるような試験ではありません。そこで、費用対比効果が大きい教材としてまず最初に公式問題集が挙げられるわけです。

      

  

 例えば、この教材一冊で本番テスト2回分が収録されているので、

TOEIC本番前に1カ月程度、週一回(つまり同じ問題を二回解く)やれば、十分慣れます。

ここで注意なのは、必ず本番同様、試験一回分をぶっ通しでやってください!

例えば、

時間ないし、今日はリスニング部分だけやって、明日リーディング部分やろうとか、

こういった分割をしないでください!これをやってしまうと、せっかく試験慣れという目的が達成されません。必ず試験時間(2時間)を用意し、テキストに取り組みましょう。

 

 【TOEICの勉強法とおススメ教材2~700点を目指す方へ~】

 さて、あなたは、500-600点を達成しました。

でも、上記勉強法を続けても、なかなか成績が上がらない。。。

それは、もはやあなたの現在の能力の限界だからです。

では、どうすれば、よいか。能力を拡張するしかありません。

 ここからは、戦略的に個々のケースに応じて取り組んでください。

つまり、本番や模擬試験(上記の公式テキスト)の点数を分析して、

自分が苦手な部分を見つけ、その部分を集中的に勉強してください。

リスニングが苦手な人は左、リーディングが苦手な人は右、の教材がよろしいかと。

  

私の場合は、一年も集中力が持続する自信がなかったので、

3カ月と期限を決めて、必ず2時間(試験と同じ時間)の勉強を週4回でやりました。20、21時に実験は切り上げて、残りをTOEICの勉強に費やす感じでした。

これで750程度のスコアはとれました。

もちろん個人差があると思うので、自分の性格や能力等に合わせて調整しましょう。

 

【まとめ】

600点目指す「試験慣れフェーズ」では、分割せず、ぶっ通しで勉強!

700点目指す「能力拡張フェーズ」では、分割して苦手な部分を集中勉強!

最低、試験時間の2時間の勉強を習慣づけるべし!

 

以上

 

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研究者になりたい人におススメな本

おはこんにちばんわ!地方大学出身理学博士のA318です!

 

 今回は、理系学生、特に研究者を目指そうと思っている学生におススメの書籍をご紹介したいと思います。

私自身、博士号を取得し、現在、企業で研究者をしています。そんな私個人の意見を含めて、書籍の紹介をしたいと思います!

今回おススメするのは、

ズバリ、これ!!

 著者は、慶応義塾大学医学部 坪井 一男 教授(研究室ホームページ)です。

この方は、眼科医で、ドライアイの分野で有名です。

この先生は、「ごきげんに生きる」をモットーにしていらっしゃいます。

実は、私が学生の頃、国際学会で一緒になったことがあります笑

その学会で仲良くなった学生も本書籍の読者で、サインをもらおうとしていたくらい有名な人であり、有名な書籍です。

お会いした印象は、

声が大きくて、元気なおじさんって感じでした 笑

坪井研究室の学生も、なんかやる気に満ち溢れているようなキラキラ感がありました!

私は、その勝ち組み感がちょっと苦手でしたがwww

 

さて、

本題ですが、本書籍では、

・研究とは何ぞや?というところから始まり

・研究者になるために必要な資質

・誰もが必ず立たされる人生の岐路 研究室選び のポイント

・いざ始まった研究生活に必要なスキル

などについて、書かれています。

研究者になるために誰もが悩まされる部分をうまくピックアップしていることが、誰もに読まれる所以だと思われます!

研究者(研究者のたまご)ってどんなものか知りたいけど、研究室を訪問する勇気はないよ~って方には、是非おススメです!

 

ここからは、書籍に書かれていない個人的な意見を少々・・・

最初にも書きましたが、私は、地方国公立大学で博士号を取得し、現在、研究者として企業で働いています。

正直、研究室選びというか指導教員(教授、准教授、助教などのいわゆるスタッフ)選びが重要!!

その次に、研究内容っていうイメージです。

なぜなら、人の興味なんてものはコロコロ変わるもんなんすよwww

しかも、学生のときにやっていた研究をそのまま会社で活かせるってのは、かなり稀です。

一方で、人間関係は、柔軟に対応するのは難しい。残念な指導者がすばらしい指導者に急成長することは、ほぼない。

 

ただし、OO製薬の研究職に就きたいとか強いビジョンがあれば、コネのある研究室、あるいは、その会社と共同研究をしている研究室を選ぶのもアリかもしれません。

しかし、運がよければ入れるかな程度の軽いノリであれば、就職ありきの研究室選びはお勧めしません。なぜなら、アツい情熱もない人を会社が採用しますかって話。そんなんだったら、少しでも興味を持てる研究室を選んだ方が、楽しいし、いい選択だと思います。楽しかったら、多少つらいことがあっても一生懸命がんばるっしょ?

 私の周りにもいましたが、研究が何ぞやっていうことも知らずに、

やっぱ研究職っしょ(☝ ՞ਊ ՞)☝

みたいな人が結構います。紹介した本にも書いてますが、研究っていうのは、そんな華やかなものじゃなくて、泥臭いもんなんすよ。勉強することは腐るほどあるし、良い結果なんて、なっかなか出ないし。。。

研究とは何ぞやという予備知識があれば、理想とのギャップの衝撃を軽減してくれるので、そういう観点からも本書籍はお勧めです!

 著者は、慶応義塾大学医学部 坪井 一男 教授(研究室ホームページ)です。

 

以下の記事も参考になるかも。

博士課程に進学する前に考えて欲しい事

もう一度言おう。日本のアカデミアの将来はきっと明るい。

クマムシ博士とは、話したことあるし、苦労人で個人的に好きです。

 

以上

 

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