研究者になりたい人におススメな本
おはこんにちばんわ!地方大学出身理学博士のA318です!
今回は、理系学生、特に研究者を目指そうと思っている学生におススメの書籍をご紹介したいと思います。
私自身、博士号を取得し、現在、企業で研究者をしています。そんな私個人の意見を含めて、書籍の紹介をしたいと思います!
今回おススメするのは、
ズバリ、これ!!
著者は、慶応義塾大学医学部 坪井 一男 教授(研究室ホームページ)です。
この方は、眼科医で、ドライアイの分野で有名です。
この先生は、「ごきげんに生きる」をモットーにしていらっしゃいます。
実は、私が学生の頃、国際学会で一緒になったことがあります笑
その学会で仲良くなった学生も本書籍の読者で、サインをもらおうとしていたくらい有名な人であり、有名な書籍です。
お会いした印象は、
声が大きくて、元気なおじさんって感じでした 笑
坪井研究室の学生も、なんかやる気に満ち溢れているようなキラキラ感がありました!
私は、その勝ち組み感がちょっと苦手でしたがwww
さて、
本題ですが、本書籍では、
・研究とは何ぞや?というところから始まり
・研究者になるために必要な資質
・誰もが必ず立たされる人生の岐路 研究室選び のポイント
・いざ始まった研究生活に必要なスキル
などについて、書かれています。
研究者になるために誰もが悩まされる部分をうまくピックアップしていることが、誰もに読まれる所以だと思われます!
研究者(研究者のたまご)ってどんなものか知りたいけど、研究室を訪問する勇気はないよ~って方には、是非おススメです!
ここからは、書籍に書かれていない個人的な意見を少々・・・
最初にも書きましたが、私は、地方国公立大学で博士号を取得し、現在、研究者として企業で働いています。
正直、研究室選びというか指導教員(教授、准教授、助教などのいわゆるスタッフ)選びが重要!!
その次に、研究内容っていうイメージです。
なぜなら、人の興味なんてものはコロコロ変わるもんなんすよwww
しかも、学生のときにやっていた研究をそのまま会社で活かせるってのは、かなり稀です。
一方で、人間関係は、柔軟に対応するのは難しい。残念な指導者がすばらしい指導者に急成長することは、ほぼない。
ただし、OO製薬の研究職に就きたいとか強いビジョンがあれば、コネのある研究室、あるいは、その会社と共同研究をしている研究室を選ぶのもアリかもしれません。
しかし、運がよければ入れるかな程度の軽いノリであれば、就職ありきの研究室選びはお勧めしません。なぜなら、アツい情熱もない人を会社が採用しますかって話。そんなんだったら、少しでも興味を持てる研究室を選んだ方が、楽しいし、いい選択だと思います。楽しかったら、多少つらいことがあっても一生懸命がんばるっしょ?
私の周りにもいましたが、研究が何ぞやっていうことも知らずに、
やっぱ研究職っしょ(☝ ՞ਊ ՞)☝
みたいな人が結構います。紹介した本にも書いてますが、研究っていうのは、そんな華やかなものじゃなくて、泥臭いもんなんすよ。勉強することは腐るほどあるし、良い結果なんて、なっかなか出ないし。。。
研究とは何ぞやという予備知識があれば、理想とのギャップの衝撃を軽減してくれるので、そういう観点からも本書籍はお勧めです!
著者は、慶応義塾大学医学部 坪井 一男 教授(研究室ホームページ)です。
以下の記事も参考になるかも。
クマムシ博士とは、話したことあるし、苦労人で個人的に好きです。
以上
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